医療系就職

CAREER SUPPORT OFFICE

医療職

 医療職は国家資格が必要な職種がほとんどです。ここでは薬学類、保健学類に関連する職種について説明します。

 なお、医療機関には組織を管理・運営する事務系の職種も存在します。

 薬学類卒業者の進路は、博士課程(4年制)への進学のほか、薬剤師として大学病院や公立・民間の医療機関、ならびに保険薬局への就職者が多いですが、製薬企業や化学系企業で研究職・研究開発職として活躍する人も一定数います。その他、官公庁での行政技官(厚生労働省、県庁・市役所)などもあります。

 保健学類卒業者の進路は国家資格を取得し、博士前期課程(2年制)への進学のほか、看護師、保健師、医療技術者(診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士)として民間や公立の医療機関、保健所等で勤務する者が約9割を占めています。しかし、医療業ないしは医療業以外の業種(製造業や行政職公務員など)の企業に就職する者もいます。

 また、保健学類の学生には大学を卒業後、さらに研究を行うため大学院へ進学する進路以外にも、看護学専攻の学生が養護教諭を目指し養護教諭特別別科へ入学したり、理学療法学/作業療法学専攻の学生が相互の3年次編入学を経て両方の資格を取って(博士前期課程を経ずに)博士後期課程へ進学したりすることもできます。

 このように医療機関志望者と一口に言っても、進路は多岐に渡っています。あなたが専門知識を身に付けた上で、将来どのように活躍し貢献したいのか、早めに自己分析を行い、先輩の進路を参考にしたり指導教員に相談したりするなどして準備を始めてください。キャリア支援室での相談も役に立つでしょう。

 また、資格を必要とする職種は、国家試験に合格してはじめて内定が有効です。単位修得は当然のこと、国家試験対策もしっかり行い、内定が取り消されないようにしましょう。

主な進路

薬学類

薬剤師 医療機関(大学病院/公立病院/民間病院)、薬局
研究開発職 企業(製薬・化学系等)
公務員 国家公務員、地方公務員(薬剤師資格が必要な職種、必要でない職種がある)

保健学類

看護師、保健師 医療機関(大学病院/公立病院/民間病院)、介護・福祉施設、公務員
診療放射線技師 医療機関(大学病院/公立病院/民間病院)、介護・福祉施設、公務員
臨床検査技師 医療機関(大学病院/公立病院/民間病院)、介護・福祉施設、公務員
理学療法士 医療機関(大学病院/公立病院/民間病院)、介護・福祉施設、公務員
作業療法士 医療機関(大学病院/公立病院/民間病院)、介護・福祉施設、公務員
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