1月18日、金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe+)と学務部キャリア支援室は、KUGS高大接続コア・センター、STELLAプログラムと共催で、「KU博士キャリアセッション2023」の第4弾として木邑真理子博士講演会「活動的な宇宙とブラックホール」を開催しました。
講師の本学先端宇宙理工学研究センター・木邑真理子助教は、修士課程在学時に筆頭著者の論文が英国科学誌「Nature」に掲載され、またJSTの「羽ばたく女性研究者賞」(奨励賞)を受賞するなど、大学院生時代から活躍してきた気鋭の若手研究者です。当日は、本学の学士、修士、博士の全ての課程の学生および教職員のほか、石川、福井の高校生も参加し、対面会場・オンライン配信合わせて約60名が熱心に耳を傾けました。
開会あいさつで、森本章治理事・副学長から木邑助教の紹介と、これまでに活躍されてきた日本の女性研究者についての話があった後、講演では木邑助教が、研究テーマであるブラックホールとその観測について、また、研究者を目指した動機や転機、自身の大学・大学院・ポスドクでの学修・研究生活について、エピソードを交えて語りました。また、博士課程へ進学するメリットについても説明があり、博士研究者を目指す学生へのアドバイスとエールを送っていました。
質疑応答の時間では、ブラックホールの連星や相互作用についての話、木邑博士自身の進路選択や研究生活の悩みや解消法、モチベーションの保ち方など、聴講者からのさまざまな質問にスライドを見せながらていねいに答えていました。
<研究者情報:木邑真理子・先端宇宙理工学研究センター助教>